独自調査

【持ち家を貸すオーナーの実態調査2025】 — 「貸す」選択が拡大。転勤や相続など、ライフイベントに応じた資産活用へ —

河上 隼人 監修者:河上 隼人
【持ち家を貸すオーナーの実態調査2025】 — 「貸す」選択が拡大。転勤や相続など、ライフイベントに応じた資産活用へ —

ビッグニュース!

令和の今、自宅や実家を貸す人がじわじわ増加中。



突然ですが、令和7年。約1.5万人もの方が、持ち家を貸すために、私たち「いざ貸す」へ賃貸査定を依頼していました。



2023〜2025年の期間中に、分譲マンションや戸建て住宅、一棟アパートなどの賃貸管理・一括査定サービスを提供しているいざ貸す(旧マンション貸す.com)に賃貸査定依頼をいただいた方の利用者数推移をご覧ください。



※利用者数...全国の20代~60代以上の方で、いざ貸す(旧マンション貸す.com)において賃貸査定登録が完了した方を指します。



利用者の内訳を見ると、およそ8割は「不動産投資」ではありません。自宅や実家など、もともと持っている家を貸したい人です。


もちろん、「いざ貸す」の認知が広がった影響もあったとはいえ、2023年と2025年を比べると、持ち家を貸したい人は約2倍に増加。


この数字、少し意外ではないでしょうか?けれど実際には、持ち家を貸すきっかけは、もっと日常の中にあります。



「4月の内示で転勤が決まった...空いた自宅を貸そう

「親の介護で同居する。親が住んでいたマンションを貸そう

「子どもが就職で全員巣立った。引越すのと同時に、ローン残り僅かの自宅を貸そう


約1.5万人の査定依頼データを見ると、こうしたライフイベントをきっかけに、持ち家の活用を考え始める方が多いことが分かってきました。

誰も住まなくなった自宅や実家は、持っているだけでは“眠っている資産”。

書籍『金持ち父さん 貧乏父さん』では、資産とは「お金を生み出すもの」と考えられています。今すぐ現金化する必要がないなら、あえて売らない。持ち家に家賃収入を生んでもらい、老後の資産形成として活用する選択肢もあるのです。


今回は、15,627名の査定依頼データをもとに、「なぜ持ち家を貸そうと思ったのか?」を年齢・エリア・築年数・間取り別に徹底的に掘り下げます。


さらに、査定依頼データから見えてきた傾向をランキング化し、地域別・年代別のリアルな声も交えながら大解剖

気づけば、文字数は約1万文字突破していました。

さらに今回は、この査定依頼データをもとに、「あなたは持ち家を貸すべき?人生の節目チェックリスト」も作成しました。

※印刷してご利用いただけます。



20代・30代の今はピンとこなくても、40代・50代になると、家との向き合い方は変わってくるでしょう。

今すぐ貸す予定がない方にも、一度、じっくり読んでいただきたい内容です。ぜひ、あとで読み返せるようブックマークしておいてください。


調査概要

調査主体:いざ貸す(株式会社エイムプレイス)

調査名:持ち家を貸すオーナーの実態調査2025

調査対象:全国の20代~60代以上の居住用の持ち家を賃貸に出して資産活用を考えている15,627名※で、いざ貸す(旧マンション貸す.com)において賃貸査定登録が完了した方

調査方法:査定登録データの集計分析

調査期間:2025年1月1日〜2025年12月31日

※17,929件のデータのうち、以下の項目を除外し、残った人数を抽出しております。

【除外項目】

(1)物件種別:一棟アパート/マンション

(2)利用目的:

  • 解約が入ったので次の入居者を探している

  • 管理費を安くしたい

  • 空室期間が続いているので賃料を保証して欲しい

  • 今の管理会社に不満がある

  • 賃料の値上げをしたい

※17,929件のデータのうち、以下の項目を除外し、残った人数を抽出しております。

※15,627名の中には、戸建て投資等、投資目的の方も一部含まれています。数としてはごく少数となります。

持ち家を貸したい理由ランキングTOP10



まずは、「なぜ持ち家を貸そうと思ったのか?」から見ていきます。


持ち家の賃貸査定を依頼された15,627名のデータをもとに、査定依頼の理由をランキング化した結果がこちらです。

なかには、「持ち家をどうにかしないといけない」と、必要に迫られて持ち家を貸す選択肢を考えはじめている方も。それぞれの理由について、具体的に解説していきます。

1位は「いくらで貸せるのか知りたい」。売却か賃貸で悩む方多数



まず圧倒的に多かったのが、「いくらで持ち家を貸せるのか知りたい」という理由です。

これはつまり、いきなり貸すと決めているわけではなく、まずは家賃相場を知りたい方が多いということです。

その金額を見たうえで、「貸す」のか、「売る」のか、あるいは、しばらく保有するのかを判断したい方が多いと考えられます。



持ち家を売却すれば、数千万円単位のまとまった資金が手元に入る可能性があります。

一方で、持ち家を貸すことで、毎月の家賃収入という継続的な収入の柱を作れる可能性もあります。

まとまった資金を得るのか。毎月の収入を得ながら、資産として持ち続けるのか。

どちらが自分にとってメリットが大きいのかを判断するために、持ち家を貸した場合の利益目安を考えて判断したいという方が多いのです。

2位「引っ越すので貸し出したい」4位「転勤期間中のみ賃貸に出したい」では転勤や海外赴任など拠点の変化が見られる



次に多いのが「引越し」や「転勤」などが理由で、持ち家に住まなくなるので貸し出したいというケースです。

特に転勤の場合、一時的に家を離れるだけで、将来的には戻ってくる可能性もあります。



「不在中に空き家にしておくのはもったいないし…」

「いざ、ここに戻ってきた時は、また持ち家に住みたい…」

不在中、空き家にしておくのではなく、貸し出すことで家賃収入が得られれば、住宅ローンや管理費、固定資産税などの負担を軽くできるのでは…と賃貸を検討し始める方が多いようです。


転勤・海外赴任なら、住宅ローン中でも貸せるケースが多い

「住宅ローンが残っている家は、貸してはいけない」そう思っている方も多いかもしれません。

ただし、転勤や海外赴任など、やむを得ない事情で一時的に住めなくなる場合は、金融機関に相談することで賃貸転用できるケースがあります。

実際、大手銀行でも、「転勤期間中の一時的な賃貸」は例外的に扱われる場合があります。

すべての銀行・すべての物件で認められるわけではありませんが、案外賃貸転用できるケースは少なくないと覚えておきましょう。

3位「空室なので早く貸したい」7位「相続した物件を貸し出したい」では、相続が発生するタイミングでの賃貸検討が見られた


すでに持ち家が空室になっている場合や、親族から物件を相続した場合などに、売却をする前に、貸し出して収益化できないかと検討している方も一定数いました。


誰も住んでいない物件を持ち続けていても、固定資産税や管理費、修繕費などの負担はかかり続けます。


「このまま維持費だけを払い続けるのはもったいない」


そう感じたことをきっかけに、空き家や相続した物件の活用方法を探し始める方も多くいます。

8位「家族構成の変化で賃貸活用したい」では、親の介護や子供の独立などライフスタイルの変化が発生


家族構成の変化によって持ち家を貸し出せないかと検討し始める方も、比較的多い傾向にありました。


一緒に住んでいる家族の人数が変われば、部屋が手狭になってしまったり、広すぎて不便を感じるようになってしまいます。

今はまだ住み続けているけれど…もしも貸し出して満足できる家賃収入が得られるのであれば、住み替えを検討したいという方も多いのです。

10位「離婚後に持ち家を賃貸活用したい」では、離婚前・離婚後両方のタイミングで問い合わせが発生


持ち家を貸し出したいという方には、離婚するので賃貸活用して少しでも収入を増やしたいという方からの問い合わせも一定数ありました。



ご相談のタイミングは、離婚前に慰謝料や財産分与について整理している段階の場合もあれば、離婚後に養育費や慰謝料の支払いが重くなり、慌てて相談されるケースもあります。



いずれの場合も共通しているのは、今後の支払いに対する不安を少しでも減らしたいということです。

持ち家を貸したい人の年代TOP10


持ち家を貸したいと考えるきっかけは、人生のライフイベントと深く関係しています。


転勤。住み替え。子どもの独立。親の介護。相続。こうしたタイミングは、年代によっても少しずつ変わります。


今回の15,627名の査定依頼データを年代別に集計したところ、以下のような結果になりました。



年代でみると、圧倒的に40〜60代以上の方が「持ち家を貸したい」と考えていることがわかります。


一般的なライフサイクルで考えてみると、家族構成・状況の変化が訪れるのがこの年代です。


・子供が成長して部屋が手狭になる

・成長した子どもが進学で巣立つので夫婦だけになる

・二世帯住宅だったけれど、親が老人ホームに入った

・ある日急に親族の不動産を相続した


などというように、さまざまな家族構成・状況の変化が起こる年代だからこそ、「持ち家を貸し出す」という選択肢を検討し始めるのです。


さらに細かく年齢別でみてみると、TOP10のすべて40代と50代が占める結果になっています。


20〜30代前半は、転勤・引越しと「親の代わりに調べる」ケースが多い


20〜30代前半では、仕事の転勤や転職に伴う引越しをきっかけに、持ち家の貸し出しを検討する方が多く見られました。


また、自分自身の持ち家ではなく、親の自宅や実家について、子ども世代が代わりに調べているケースもあります。


この年代は、戸建ての持ち家よりも分譲マンションを貸し出したいというケースが多いのも特徴です。


【20〜30代前半の実際の声】


・転勤が決まった。1〜3年は不在なのでその間だけ貸し出したい。家賃収入で住宅ローンもカバーしたい。(26歳・東京)


・地方に転勤が決まったが、数年後に戻ってくる可能性があるので貸し出しを考えたい(29歳・福岡)


・地元にUターンして転職することにしたが、せっかくの持ち家(マンション)なので、家賃収入を作って収入アップしたい(28歳・広島)


・転職に伴い引越しする予定になっている、築浅の分譲マンションなので貸し出して家賃収入を得たい(28歳・東京)


「分譲マンションを買ったばかりなのに転勤や引越しが決まった…築浅だし、資産として活用できないだろうか?」


一定期間後にまた戻ってくる可能性があるからこそ、持ち家の売却ではなく貸し出しを検討する方が多いようです。


参考:国土交通省「令和6年度住宅市場動向調査報告書

30代後半では海外赴任による引越しが一定数見られる



30代後半になると増えてくるのが、急に海外赴任で持ち家に住めなくなるので貸し出したいというケースです。


入社して数年間は国内で経験を積み、海外赴任の話が持ち上がってくるのが大体30代後半〜40代だといわれています。

せっかく購入した自宅に住めなくなる。でも、数年後には日本へ戻る可能性がある。そこで、貸し出して家賃収入にしようと検討している方が多いのです。


【30代後半の実際の声】


・海外赴任の可能性が高まってきたので、準備として知りたい(37歳・東京)

・夫が海外で単身赴任中。持ち家を貸し出せるのであれば、ついていこうと思っている(36歳・神奈川)


・9月から家族で海外転勤が決まった。期間は5年間なので、その間だけ貸し出したい(39歳・東京)


・2〜4年間の海外赴任の可能性が高まってきたので、下準備で貸し出しの可能性について調べたい(38歳・神奈川)


いざ、海外赴任するとなると数年は戻ってくることはできません。海外赴任の期間は、短くて1〜2年、一般的には3〜5年と言われています。


その間、誰も住まないままにしておくと、換気不足や水回りの劣化、防犯面の不安など、

家の状態を保つうえでも気になる点が出てきます。


そこで、空き家として放置するのではなく、住んでくれる人に貸し出すことで、家の維持・管理も兼ねながら家賃収入を得たい。


そう考えて、海外赴任中だけ持ち家を貸すという選択肢を選ぶ方が多いのです。

40代は二世帯住宅、購入した家の一部の賃貸が見られる


40代で目立ったのは、二世帯住宅など、持ち家の一部を貸し出したいという相談です。


この年代になると、親との同居を見据えて二世帯住宅を建てたものの、一部の部屋やフロアをまだ使っていないケースもあります。


そうした空きスペースをそのままにしておくのではなく、賃貸として活用し、少しでも家賃収入につなげたい。そのように考えて、持ち家の一部貸しを検討する方が見られました。


【40代の実際の声】


・一階に居住中だが、二階部分を賃貸として貸し出すことを検討している(40歳・沖縄)


・1〜2年の間に、二世帯住宅で同居していた母が老人ホームに入るので、住まなくなった1階部分の活用を考えたい(40歳・神奈川)


・二世帯住宅を建設中だが、すぐに同居するわけではない。親と同居するまでの間、一階を賃貸として貸し出すことを考えている(47歳・千葉)


・この年で転勤することになった。戻ってこれるかわからないので、持ち家を貸し出して家賃収入を得たい(45歳・北海道)


なかには、リフォームによって貸し出しやすくなるなら、前向きに検討したいという方もいました。


もちろん、40代の相談は二世帯住宅だけではありません。


海外赴任や転勤、また家族が増えて持ち家が手狭になり、今住んでいる持ち家は賃貸にして、新たに住み替えを検討される方もいる様です。


40〜50代になると、さまざまなライフイベントが起こります。


だからこそ、40〜50代は年齢ランキングの上位を占めており「すぐに売却するのではなく、貸し出して家賃収入を得る選択肢はあるのか」と検討を始めているのです。

50代は「実家を今後どうするか?」相続を視野にいれた事前準備の声が目立った


50代になると、不動産を相続した、または相続を見据えて、持ち家の活用方法を考えたいという相談が増えてきます。

【50代の実際の声】


・相続で物件を引き継ぐことになっているが、海外にいるので正直困っている…今後相続した時の選択肢として、賃貸にすることを検討したい(54歳・東京)


・地方に住んでいる高齢の両親の実家について、将来を見据えて相続後の実家を貸し出すことを選択肢にしたい(50歳・埼玉)


・現在、相続の手続き中で不動産を引き継ぐことが決まっている。自分では管理できないので、賃貸にしようと考えている(51歳・千葉)


・子どもの進学に合わせて引っ越すことになった。いつかは戻るかもしれないので持ち家は残しつつ活用したい(50歳・大阪)


・海外赴任中だが、なかなか帰国の目処が立たない。これ以上、持ち家を空き家にしておけないので貸し出したい(56歳・千葉)


不動産を相続すると、一見「資産が増えた」ように感じます。しかし実際には、固定資産税や管理費、修繕費などの負担も発生します。


しかし、実際に、物件を相続してから「売却と賃貸どちらにするか」を考え始めると、動き出すまでに時間がかかってしまいがちです。


だからこそ、家族からの不動産の相続の可能性があると分かった段階で事前に下調べをすることが大切といえるでしょう。


その他、相続以外にも、子どもの進学や転職などで引越すことになり、持ち家を貸し出すことを考え始める方もいらっしゃいました。


また、なかなか海外赴任の任期が終わらず、持ち家を空き家にしたままにするわけにはいかない…という理由で長期の賃貸を検討するケースもある様です。


60代前半は自分が住めなくなる将来を考えて、情報収集を始めている


60代前半になってくると、ご自身が将来持ち家に住めなくなることを前提として、事前にいくらで貸し出せるのかを情報収集している方が多く見受けられます。

【60代前半の実際の声】


・将来、老人ホームに入る予定なので、持ち家は貸し出して家賃収入を生活費の補填にしたい(62歳・神奈川)


・体調を崩して長期で入院している、息子家族から一緒に暮らさないかと言われているので持ち家をどうしようか悩んでいる(64歳・千葉)


・定年退職後について考えた時、持ち家を貸し出して家賃収入を得た方がいいのではないかと考え始めた(60歳・福岡)


近い将来、老人ホームに入るかもしれない。そんな将来を考え始めた時に、家族に迷惑をかけないためにもあらかじめ自分で選べる選択肢を用意しておきたいものです。


今住んでいる持ち家を貸しに出すことができれば家賃収入が入るし、物件の管理も任せられる。


このように、事前に持ち家を貸し出せるのか判断するためにも、賃貸査定でどれくらいで貸し出せるのかを知っておきたいという方が多いのです。

60代後半は誰も住まなくなることが確定しているので、活用方法を急ぎで探している


60代後半になると、すでに「誰も住まない」ことが確定しており、活用方法を急ぎで探しているケースが増えてきます。


【60代後半の実際の声】


・二世帯住宅で一緒に住んでいた娘家族が引っ越すので、空き家になった部分を貸し出したい(65歳・三重)


・一緒に住んでいた親が亡くなったので、引越して実家は賃貸にしたい(65歳・神奈川)


・定年退職したので今住んでいる家は貸し出して、セカンドハウスに移住しようと考えている(65歳・神奈川)


・一人暮らしをしていた親を引き取った。誰も住んでいない実家を貸し出すか売却するか悩んでいる(68歳・鹿児島)


・親が亡くなったので遠方にある実家を相続した。住む予定はないので、貸し出したい(69歳・東京)


家族構成が変わり、一人で戸建てに住み続けるのは現実的ではない。そう考えて、持ち家は貸し出し、自分はマンションへ住み替えたいという方もいます。


また、定年退職を機に、これまで住んできた家の活用方法を見直したいという相談も増えました。


60代後半以降になると、親族の相続や、子どもとの同居など、家族構成が大きく変わるタイミングも増えてきます。


家族構成が大きく変わるタイミングだからこそ、今まで住んでいた持ち家・相続した持ち家などを放置せず、貸し出して活用したいと考える方が多いようです。




持ち家を貸したい人の物件は分譲マンションが62.7%、一戸建てが37.3%【物件別の間取りランキング付】


今回の15,627名の査定依頼データでは、貸し出しを検討している物件のうち、62.7%が分譲マンション、37.3%が一戸建てという結果になりました。



もちろん間取りもさまざまで、単身向けのものもあればファミリー向けの間取りになっているものも見受けられます。


実際に、間取り別で集計を取ってみたところ、以下のような結果になりました。


統計をみてもわかるように、1LDK・4LDK・2LDK・3LDKなど、単身者向けのワンルームや1Kよりも、夫婦・ファミリー層向けの間取りが多いことがわかります。


国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」の賃貸住宅においてその物件を選んだ理由の長さをみると、上位に入ってくる理由のひとつが「住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから」です。


ここからも分かる様に、物件の広さや間取りは借り手にとって、家賃と同じレベルで重要な判断基準になります。まずは今の物件の価値を、ぜひ確かめてみてください。

持ち家を貸したい人の築年数ランキング



今回の15,627名の査定依頼データでは、貸し出しを検討している持ち家の築年数は、築浅の物件から築20年以上の物件まで幅広く分布していました。


ご覧の通り、新築の持ち家の貸し出し相談が圧倒的に多いというわけではありません。


築年数が幅広いということは、「なぜ貸したいのか」も、築年数によって少しずつ変わってきます。




持ち家の築年数によって、貸し出すときに重視する条件は変わってきます。


「少しでも高い家賃で貸したい」

「家賃を調整してでも、空室期間を短くしたい」

「短期間だけでも貸し出したい」


だからこそ、「古いから貸せない」と決めつける前に、まずは今の持ち家がどれくらいの家賃で貸せるのかを知ることが大切です。

持ち家を貸したい人のエリアTOP10


今回の15,627名の査定依頼データをもとに、持ち家を貸したい方が多いエリアを集計したところ、以下のようなランキングになりました。



賃貸査定依頼で件数が多いエリアは、東京・神奈川・千葉・大阪・愛知の三大都市圏+首都3県です。


やはり首都3県や3大都市圏は人口も多いため、物件数も圧倒的に多く、ワンルームから5DK以上までさまざまな間取りの物件が多いのが特徴です。

また、物件のオーナーさまの年齢層も20代から60代以上まで幅広い傾向があります。


他のエリアになると、一戸建てで間取りも広い物件が増えており、なかには庭付きや倉庫付き、農地も含むなどの条件もありました。


相続などで物件を取得したケースも多くあり「相続はしたものの、近くに住んでいない」というケースも多くみられました。

人生で「持ち家を貸す」という選択肢はいついかなる時も持っておいて損はない


持ち家がある方にとって、いつかその家に住まなくなったとき、「貸す」という選択肢を知っているかどうかで、将来の判断は大きく変わるでしょう。


人生では、今住んでいる家を住み替えるタイミングが何度か訪れます。


もちろん持ち家を売却することで、大金を手に入れられますが、一時的な収入だけで、果たして十分でしょうか?


一方で、持ち家を貸すことができれば、家を手放さずに持ち続けながら、毎月の家賃収入を得られる可能性があります。




エリア・間取り・築年数・家賃など条件は違えど、あなたの持ち家も貸し出すことで、利益を生み出せる可能性を秘めています。


せっかく持ち家という資産があるなら、売却して手放す前に、そして空き家のまま放置する前に、まずは「貸す」という選択肢も検討してみてください。

まずは賃貸査定で目安を知ることで、売るべきか、貸すべきか、より現実的に判断しやすくなります。

あなたは持ち家を貸すべき?人生の節目チェックリスト


15,627名の調査データをみると、持ち家を貸したいと考え始めている方のなかにも、どのような状況下で査定を出しているのかが異なることが分かってきました。

「将来、持ち家に住めなくなることを想定して、事前に準備したい人」

「突然持ち家が空き家になることになり、どうしたらいいのかと至急対策を知りたい人」


割合としては、どちらの割合も多く、さまざまな状況下において「持ち家を放置し続けて損したくない」と考えていることがわかります。

持ち家を貸すことを検討するのは、早ければ早いほどより好条件で貸せる可能性があります。


そこで、この記事を読んでいるあなたは、ぜひしっかりと下準備をしたうえで持ち家の貸し出しを検討できるようにしましょう。


今回は人生の転機を考えることで「持ち家を貸し出す」ことを検討できるチェックリストをご用意しました。



※印刷してもご利用いただけます。


人生の転機が訪れた時、あなたの資産である持ち家をどのように活用すべきなのか?


たとえ、今は持ち家を貸しに出す必要はないとしても、数年後あなたの生活がどのように変わるのかは想像できません。


ぜひ、定期的にこのチェックリストで人生の転機と持ち家の活用方法について考えてみてください。

まとめ


この記事では、賃貸管理・一括査定サービスを提供する「いざ貸す」の15,627名の査定依頼データをもとに、持ち家を貸したいと考えている方のリアルを見てきました。


どのような家であっても、エリア・築年数・間取り・状態によっては、貸し出して家賃収入を得られる可能性があります。


場合によっては、少しのリフォームや管理方法の見直しで、賃貸物件としての価値を高められるかもしれません。


一方で、誰も住まないまま放置していると、固定資産税や管理費、修繕費だけがかかり続け、せっかくの資産を活かせないまま時間が過ぎてしまいます。


人生の状況は、数年で変わります。


そのタイミングが来たときに、売る・空き家にするだけでなく、“貸す”という選択肢を思い出せるように。ぜひこの記事をブックマークして、持ち家の活用方法を定期的に見直してみてください。

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Author

河上 隼人

河上 隼人 HAYATO KAWAKAMI

株式会社エイムプレイス 代表取締役

1980年11月8日生まれ 広島県出身

インターネットメディア事業「いざ貸す」を運営し、不動産オーナーと不動産会社をつなぐ架け橋として活動。効率的で自由度の高い経営スタイルを追求しながら、自らも日々学び続けている。

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